配線の固定

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被覆押さえ付き端子

医用電気機器を設計する際には、使用する部品にも細かな配慮が必要です。たとえばリード線の圧着端子として、導線のみを固定する端子を使った場合、応力が銅線に集中してしまい断線の危険性が高まります。

リード線の圧着端子を銅線のみ固定するタイプではなく、導線とその導線の絶縁ホースの両方をそれぞれ圧着できる端子を使用することがJISで定められています。応力が銅線に集中し断線などの可能性を極力減らし、医療機器の信頼性を向上させることが目的です。

JIS T 0601-1:2012では、配線の固定:配線の緩み又は断線に対して危険状態が発生することを防ぐ手段が一つしかない場合は、配線を固定しているとはみなされないとされています。圧着端子を使用する場合は、被覆押さえ付端子を使用しなければなりません。