ハイパスフィルター
医療機器・医用電気機器の設計においては、ノイズ対策をすることが非常に重要である為、減衰させたい周波数帯よって各種のフィルターを使う機会が多くあります。しかし、本来フィルターは対策部品であり、設計段階で使用することを想定するものではありません。
医療機器・医用電気機器は、ノイズに対してシビアな為、各種フィルターを使用することがありますが、ノイズ源と離して配置したりシールドを付けるなど、考え得る対策をまず行い、それでも十分な効果が得られない場合にフィルターを使用します。加えてフィルターの特性を理解した上で採用すれば、最終的にコストとスペースを押さえることができます。
フィルターを多用するのは、対処療法と同じです。対処療法的なフィルター対策はコストとスペースの浪費につながります。またフィルターを選択するのは、ひと苦労です。
ノイズ対策の最後の手段として考えるのがフィルターです。