ピン間ショート
ピン数の多いコネクタをDIP槽で半田付けする場合、DIP方向に流すとコネクタのピン挿入用のラウンド後方に半田によるブリッジが発生することがあります。隣接するコネクタのピンが同一機能であれば動作上は問題ありませんが、通常はブリッジが発生すると電気的にショートし、誤動作や故障に繋がるので回避しなければなりません。
SOPパッケージ品やQFPパッケージ品と違い、ある程度ピン間に余裕のあるコネクターの場合は、DIP半田時に発生する半田ブリッジを抑制するため、各ラウンドパターン間にシルク印刷の線を入れることによってブリッジを回避します。またSOPなどと同様にプリント基板上に半田逃げパターンを設定する対策も合わせて行ないます。
DIP半田時の半田ブリッジによるコネクタのピン間ショートを抑制するため、DIP進行方向のコネクターラウンドの最後に半田逃げパターンを作ったり、シルク印刷でラウンド間に線を引くことにより、半田によるブリッジの発生を抑止することができます。
