機能接地接続

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過電流開放器

家電製品などの電気機器においては、2本ある電源導線のうち1本にヒューズを入れることで問題ありませんが、医用電気機器においては安全性や信頼性の観点から、ヒューズ1本ではJIS規格を満足しないため、医療機器として製造販売することができません。

JIS T 0601-1:2012では、安全性と信頼性の観点から、クラスⅠおよび機能接地接続を持つクラスⅡの医療機器については、2本の電源導線の双方にヒューズを入れることが必要と定められています。医療機器を製造販売するには、JISに規定されているこうした事項を遵守する必要があります。

JIS T 0601-1:2012において、8.11.5:電源ヒューズ及び過電流開放器の項目には、クラスⅠ及び機能接地接続をもつクラスⅡの医療機器は各電源導線にヒューズか過電流開放器を備えることが必要とあり、医療機器の設計・製造にあたっては注意が必要です。