ノイズ対策
医用電気機器を設計する場合には、生体に重大な影響を及ぼすという性格上、万全なノイズ対策を施すことが重要です。上記のようにクロック回路などのノイズ源と他の部品の配置が近いと、ノイズの影響を受け誤動作・故障の原因となってしまいます。
このようなケースは部品をノイズ源からできるだけ離して配置するよう、部品レイアウト検討段階において考慮する必要があります。部品や回路には、ノイズからの影響を受けやすいものと受けにくいものがあるので、全体を把握して最適な部品・回路配置をすることが望まれます。
一般にノイズの直接的な影響は、距離の2乗に反比例して弱まります。医用電気機器においては、特にノイズの影響で誤動作を起こしやすいと考えられる部品や回路などは、あらかじめ離して設計をしておくことがノイズ対策のコツです。