定尺寸法
医用電気機器に使用するプリント基板について、最終的に製品に必要な面積から計算して、300×200mmの両面基板を設計しました。しかし、このままDIP半田に流すと両脇につかみ代がない為、DIP半田をすることができません。
医用電気機器を含めDIP半田を行なう基板の場合は、まず実装及び半田槽用に10mm幅の捨て基板を追加します。また、基材の定尺寸法はメーカーによって異なりますが、一般的には1,020×1,020mmか、1,220×1,020mmです。このことを考慮して取り数を最大化できるよう基板の寸法を設定することがコストダウンにつながります。
基板のコストは、定尺寸法から何枚取れるかで決まりますので、設計時には基板の取り数を十分考慮する必要があります。また作業性の問題から、捨て基板(つかみ代)の部分も考慮して設計することが望まれます。